4月2日 (日)  花の情報/第三号・菜の花II

農業県佐賀県には、いたる所に田んぼがありますが、この時期の田んぼには、以前であれば菜の花やレンゲ草が咲いてました。しかし、確実に少なくなっています。その素朴な質問を米作りのプロである稲富ファームの稲富社長と同社の江島氏に聞いてみました。

Q.1 昔の田んぼにはレンゲ草や菜の花が咲き乱れておりましたが、今は少ないと思います。
----そうですね。菜の花は確かに少なくなっています。自分たちが子供の頃までは、街には食用油を製造販売する「(菜種)油屋さん」がありましたが、もうないですね。輸入品や流通の変化により、なくなったものと思います。(稲富社長)
----詳しくはわかりませんが、私の憶測ではその蓮華草や菜の花に寄ってくる虫が作物に被害を与えるという安易な理由(本当かどうかはわかりません)で草と一緒に草刈して、更に除草剤などをまいて根から枯らしているためだと思われます。わたしはこの考えを否定的に思っていますが、私も勉強中なのでなんとも確言して言い切れません。(江島氏)

Q.2 菜の花を咲かせて、それを田に鋤き込むといいのでしょうか?
----稲富社長の話ではその方法もあるみたいです、鋤きこむことでその菜の花の有効成分が微生物などのえさとなり、その微生物の活動が活発になり土の養分を分解して、植物の根からの吸収を助ける働きをし、植物の生育促進の手助けをしている可能性があります。これもいま勉強中なので確言できませんが・・。
(人間で例えるとちょうど腸にいる菌と同じ様な働きをしていると思われます)(稲富社長/江島氏)
[稲富ファームのURLは、http://www.inadomi.jpです]美味しいお米を始めとする農産物等をネット販売されていますので覗いてみて下さい。

私(筒井)が調べた範囲では、次の事も言えると思います。
レンゲ草の根粒の中には、根粒菌という細菌(バクテリア)がいっぱい住みついているそうです。根粒菌は、宿主であるマメ科植物(レンゲ草)から栄養をもらって生きていますが、マメ科植物も根粒菌を根につけているおかげで得をしているのです。それは,マメ科植物が自分ではつくれないものを根粒菌がつくってマメ科植物に与えているそうです。つまりギブ・アンド・テイクの関係ですね。根粒菌は空気中の窒素の気体(ガス)を材料にして窒素化合物を作って与えている訳ですね。
窒素・リン酸・カリの三大栄養素の一部をレンゲ草で賄っていたんですね。
菜の花やレンゲ草が花絨毯のように田に咲いている光景は、「東方見聞録」に記載されているように「黄金の国ジパング」だと思います。もちろん、それは秋に実った稲穂か、春の菜の花の色かは定かではありませんが・・・。マルコポーロはフビライ・ハンが治めていた元の国に滞在中、海の向こうに 黄金に輝く国があると言うことを聞き、1度訪れたい思っていましたが、実現せずにポルトガルに帰国したそうです。しかし、その思いがアメリカ大陸発見へと導いたと言われています。

写真左:まさに、花の絨毯ですね。(三日月町)
写真右:菜の花のアップ(小さい花の集合体ですが、咲き誇る感がしてパワーがありますね)

20060402-1.jpg 20060402-2.jpg